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参考書籍

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発酵ウコンの生理活性に関する学術的背景

発酵ウコンと8-OHdG

発酵ウコンはこの尿中8-OHdGを低下させるという研究結果が数多く報告されています。
主なものを以下列記します。

生体が放射線を浴びると、放射線被曝の急性障害の指標の一つである尿中8-OHdGが上昇し
被曝のダメージが簡単に測定できます。
これは放射線によって生体にある水分子が励起され、
次々活性酸素種が作られることによって8-OHdGが産生排泄されるからです。
この通常よりも過剰になる尿中8-OHdGが発酵ウコンを摂取することで低減するという実験結果が得られています。
それは発酵ウコンの摂取により、放射線障害を抑制することを意味しています。

「放射線誘発乳腺腫瘍の発生制御に関する研究」平成2年~4年度

【実験内容】

γ線1.5グレイ全射照射した母体から生まれてきた仔ラットにエストロゲン(発情ホルモン)を
プロモーターとして1年間投与した。

【実験結果】

対象群のラットの腫瘍発生率は70%。
被曝時、母体にクルクミンを1%まぜた餌を与えていた群の腫瘍発生率は19%。

「放射線による乳腺腫瘍の発生機構とその調節に関する研究」平成5~9年度

【実験内容】

妊娠後期のラットにγ線2.6グレイを全身に照射しDES(合成女性ホルモン、発がん物質)を
プロモーターとして投与し観察した。

【実験結果】

対照群の乳腺腫瘍の発生率は85%。
プロモーション期間中1%のクルクミンを混ぜた飼料を与えた群の腫瘍発生率は28%。
なお一年間クルクミンを混ぜた餌でラットを飼育しても副作用が現れないことから
慢性毒性は低いことが証明されました。

「ガンマー線に被曝したラットの乳腺の腫瘍化プロモーションに対するクルクミンによる科学的予防」
 カルシノジェネシス、20巻、6号PP1011-1018、1999年

【実験内容】

妊娠20日目のラット64匹にγ線2.6グレイを全身に照射して一年間DES(発がん物質)ペレットを埋め込んで観察した。

【実験結果】

基本食で飼育した39匹の腫瘍発生は33匹(84.6%)。
1%のクルクミンを含む餌で飼育した25匹の腫瘍発生は7匹(28%)。
クルクミンには放射線でイニシエートされた乳腺腫瘍化のDES依存性プロモーション過程を強く抑制して
腫瘍の発生を予防する作用がある。

「ウコンから抽出したクルクミンの放射線防護作用」
 Int. J. Radication Oncology Bioll. Phys Vol.No3 pp735-743, 2002

【実験結果】

(A) 2グレイを照射すると尿中の8-OHdG値は非照射ラットの1.3倍に上昇するが、
1%のクルクミンを入れた餌を与えた群は対照群50%~70%を示した(非照射群の値より低下している)。
(B) 9.6グレイという高線量を被曝した時の致死については、クルクミンは効果を示さなかった。